【体験談】ネットショップをやめた7つの理由|失敗から学んだ改善策まとめ

・ネットショップをやめたい
・続けるのがつらい
・改善していきたいけどどうすればいいかわからない
そんな風に悩んでいませんか?
私は個人で小さなネットショップを約12年運営してきましたが、最終的に閉店するという選択をしました。
この記事では、ネットショップ廃業を決めた理由を7つに分けて詳しくご紹介します。
そして「こうすればよかった!」と今だから思うことを赤裸々にお伝えします。
ネットショップを運営していく中で、みなさんもぶつかる壁があるかと思います。
同じように悩んでいる方の、ネットショップ運営のヒントや参考になれば幸いです。
理由その①売り上げが落ちた
ネットショップの廃業で一番多い理由なのではないでしょうか。
続けたくても売上がなければ続けられません。
私のショップの売り上げが落ちた理由について詳しく解説します。
(1)トラブルで商品仕入れがストップ
海外仕入れ先とトラブルが発生しました。
約33,990円の発注だったのですが、カードの請求がなんと3,399,000円!!
仕入れ先に問い合わせても、何故か「私は間違っていない」の一点張り。「一度キャンセル処理をしてください!」と何度もお願いして「不快だけどそうする」との返事にほっとしたのも束の間、全くキャンセルされない請求。
結局カード会社に仲介して処理してもらうことになりました。
その解決に4か月ほどかかったのですが、キャンセルできない場合もあると言われ怯えながら過ごしました。
カードは当然使えず・・・約340万の請求が来たらどうしようと思い、仕入れがほとんどストップ。
新商品も再入荷もできない状況となってしまいました。
請求は無事取り消されたのですが、当然このメーカーと今後付き合うことはできません。
カードの使用上限を100万にしていたのに大幅に超える請求が成立していたこと、そもそもなぜこんなことになったのか、今も全く分からないままです・・・。

【反省と改善策】
クレジットカードの情報が相手に渡っていたことが悪かったです。
取引の最初に入力フォームに入力して、毎回メーカーの方で決済処理してもらっていました。(Paypal払いより仕入れ値が安くて・・・)
10年トラブルがなかったのですが、しっかりPaypal経由で自分で金額を確認して支払うべきでした。
海外仕入れは手数料がかかってもPaypalの使用が安全でおすすめです。
(2)主力商品が仕入れられなくなった
残念なことに上記のトラブルが起きたのが、一番の主力商品のメーカーでした。
請求キャンセル処理後、連絡も取りたくなかったけれど、正規の料金を払いたいと連絡しました。
しかし返事は一切なく。最後の仕入れの代金を払っていないけど、あちらも連絡をとりたくない、もういいということだったのでしょう。
不幸は続き、主力商品の2種類を扱っていてくれた海外の問屋さんが、世界的インフレの中で閉店することになってしまい・・・。
当時の当店の主力商品は7種類くらいありましたが、その中で3種類失うのはかなりキツかったです。
【反省と改善策】
「今日の定番品、明日の廃番品」と思うことが大切です。一番売れている品がもし突然販売停止、終了となったときどうしたらいいか、考えておきましょう。
次のヒット商品になりそうなアイテムを見つけておくと◎
(3)物価高騰で客単価の減少
2021年後半から顕著になった物価高騰はお客様にも負担がかかっています。
送料や支払い手数料も値上げが続きました。
輸入雑貨を扱っていたのですが、生きていくうえで必需品ではありません。
物価高騰を背景に来られなくなった方や、もっと欲しいけれど金額を抑えるという方もいたでしょう。
【反省と改善策】
欲しいと思って貰えるように諦めずにSNSやメルマガの宣伝業務を続けましょう。
理由その②ランニングコストの上昇
物価高騰はお客様はもちろん、お店にも降りかかってきました。
いつも使っていた封筒やOPP袋などの消耗品、ショップの月額も値上げされて、ランニングコストが上昇しました。
中でも決済代行業者、振り込み事務手数料が60円くらいからいきなり550円に値上げしたときはショックが大きかったです。
月商20万までに減っていた当時の当店には痛手となりました。
【反省と改善策】
できるだけ消耗品が安いショップを探して価格を抑えます。
ランニングコストの上昇に耐えられる売上を目指すこと。適切に値上げをすること。
理由その③歴史的な円安の影響が直撃
輸入雑貨を扱っていたので為替相場にかなり影響されました。
2022年くらいからはじまった歴史的円安に直撃。
為替で毎回商品価格を変動させたり、値上げするのが嫌で、多少の円安なら我慢しようとしたのがダメでした。
私が輸入を始めてからの間、ドル円って1ドル=100円~120円の間にだったんです。ところがそれを上抜けて、日に日に進む円安。
1ドル=150円台になってもほとんどの商品を値上げせずに耐えていました。
「仕入れコストが上がったにも関わらず値上げをしない。」
当然利益が減るので厳しいですよね。変動に合わせて価格転嫁していくべきでした。
【反省と改善策】
輸入業は為替相場(仕入れ値)に応じて商品価格の変更をすべき。
お客様が減ることを恐れて値上げを極力しなかったのはよくなかったです。
理由その④サービスの低下で新規顧客減少
最高月商60万円の頃ですが、そのころは発送で手一杯になってしまっていました。
前回記事でも書きましたが、発送を早くすることを大事にしていましたので発送が最優先。
するとSNSや商品仕入れ作業が疎かになってしまい、新規顧客の流入が減ってしまいました。
ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用して、外注できる部分は頼ればよかったなと思っています。
SNSの更新作業やメルマガ送付などもお願いできるみたいです。
また商品単価を上げることに過度に怯えていましたが、値上げすることで注文数を減らして良質なサービスを提供した方が、総合的によかったのではないかと今は思っています。
【反省と改善策】
手が足りないときは、クラウドソーシングサービスや身近な人に頼ることも考えましょう。
良質なサービスを提供していくことが顧客の満足度に繋がります。
おすすめのクラウドソーシングサービス
ココナラ:得意なスキルを登録している人を見つけやすい
クラウドワークス:個人でも発注しやすく、ユーザーが多い
ランサーズ:発注者は企業が多めではあるが可能
ショップのロゴやデザインに悩んだときなどにも上記サービスの利用もおすすめです。
理由その⑤在庫を抱えすぎて倉庫を圧迫
主力商品を失った私は、次の主力商品となるものを探していました。
しかし仕入れてみても、全く売れず。
次々いろんな商品を仕入れてみたものの、在庫を抱える結果となってしまいました。
新しい商品が仕入れてすぐに主力商品になることは稀です。私の場合、買ってくれた方達のリピート、口コミやレビューで主力商品に育っていきました。
既存の主力商品も仕入れつつ、次の主力商品候補を模索するべきでした。
【反省と改善策】
在庫を抱えすぎないように計画的に仕入れましょう。
新商品が売れないときも焦らずに落ち着いて。
アピールをコツコツ続けたり、セールをして減らしていけば大丈夫です。
理由その⑥新しい税制に疲れた
約12年のうちにいろいろ税制もいろいろ変わりました。
特に運営に響いたのが2023年10月にスタートした「インボイス制度」の導入です。
年商1000万以下の事業者は消費税が免税されてきました。
そのお陰で当店は他のお店より安く商品を提供できていました。
インボイス事業者になるなら、まず今まで安くしていた消費税分の値上げも必要。経理作業も必要になってくる、適格請求書も交付しないといけなくなる。
特例期間もあるので一旦、インボイス事業者登録せずに運営していましたが、意外とお問い合わせが来られましたね・・・。
今までの諸々と合わせて、もう疲れてしまっていました。
【反省と改善策】
税制はこれからも変わっていくのでしょう。
ついていくのは大変ですが、ショップや経理ソフトのシステムがサポートしてくれることが多いです。
カラーミーショップとマネーフォワードは連携できるので、消費税導入しても楽に作業できそうでした。
どんどん活用していきましょう。
理由その⑦家を引っ越すことになった
悩んでいた、そんな折、家を引っ越すことになりました。
引っ越し期間は休業するしかないかな、と思っていましたが、住所の変更手続きやショップの住所印なども作りなおさないといけないのか、と億劫に。
更に昨今、田舎で強盗のニュースが多く、高齢の両親と暮らす私は住所を晒すのが不安になりました。
Googel mapで検索されるのとかも嫌だな、と思ったのです。
今までのことが積み重なった結果もうやめてしまおう!となってしまいました。
【反省と改善策】
カラーミーやBASEのフリープランなら住所を会社名にすることができます。
また特定商取引法の画面では、お客様に開示を求められた際に速やかに教えられるのであれば、住所を短縮して表示することが許可されています。
費用が掛かりますがバーチャルオフィスを使用することも可能です。
住所をネット上に公開しなくてもネットショップは運営できますのでご安心ください。
バーチャルオフィスは月額1,100円で荷物の転送もしてくれるバーチャルオフィス【NAWABARI】がおすすめ。
BASEを運営している会社なのでネットショップへの理解が深いです。
届いた郵便物すべてにGPS探知機で発信機などが仕込まれていないか厳重チェックしてくれるので、女性起業家さんも安心です。
◎まとめ|廃業しないためにできること
・主力商品がいつ廃番になるかはわからない。次の主力商品を探し続ける
・値上げを躊躇しすぎない。適切に値上げしていくべき
・売り上げには波があるもの。調子がいい時は売り上げが落ちたときに備えておく
・手が足りず、サービスの低下を感じたときは他の人の手を借りる
閉店する理由はきっと誰しもひとつではありません。
「もうやめようかな」と悩むきつい時期がくるでしょう。
一番最初に書いた仕入れ先とのトラブルのような、思わぬ出来事が起きることもあるかもしれません。
その時期を乗り越えられるかどうかが大切なのでしょうね。
こうやって書き出してみると、反省を踏まえてまた挑戦したい気持ちになってきます。
辛いこともあったけれど、やりがいのあるお仕事でした。
私の経験が、あなたのネットショップ運営の助けになれば嬉しいです。


